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《零》たろう - 0.Taro -

多様な可能性、潜在能力

 京都タロットにおいて、その要であり、最も特徴的と言えるのが、「たろう」と「いちひめ」。この2枚は一対である。世界が生まれると、事物には即(好むと好まざるに関わらず)二元性が生じる。現象世界のこの二元性(陽と陰)を「たろう」と「いちひめ」が担っている。黄金の龍にまたがり、手には八咫烏(やたがらす)の杖を携え、周囲には霊獣の玉を浮かべる《零》たろう。これから何者にでもなれるという創造の可能性を感じさせる。この玉は、成長の全ての可能性を秘めた「種」のような状態。このカードは無限の「変容」を象徴する。

 また、図中の北斗七星から察せられるように、たろうは「北極星」=宇宙の中心である。これは創造の根源、不動を表す。日本には古くから北辰(北極星)信仰があった。天にあってただ一点、動かない姿。古人(いにしえびと)たちは、真北を示す星に揺るぎない愛を覚えたのではないだろうか。そこから物語の始まり(=神話)を見たのではないだろうか。

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