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《参》イザナミ - 3.Izanami -

本音による交流と発展

 《参》イザナギ、《四》イザナミとも「稲穂」を手にしていて、2枚合わせて「ほは こころ」という一文が現れる。拾壱のトリイで手渡された稲穂。日本人にとって米は主食であり、実りのシンボル。まさに「穂は心」である。

 イザナミは日本神話上、母性の権化と言えよう。それまでの天地創造の神々は、まだはっきりとした性差が付与されていないが、イザナギとイザナミにより、壮大な男女の愛憎を交えた物語が立ち上がる。イザナミは、夫を愛し世話を焼き多くの神を生む、偉大で優しい顔を見せる反面、約束を破り逃げ出した夫を許さず追い詰める激しい側面を露わにし、母性の両面を突きつける。ギリシャ神話のゼウスの妻の一人ヘラを連想させる。黄泉の国へ旅立ったことは、陰陽の「陰」を象徴。直観的であり、自らの暗部に触れていくことによる発見を語る。嘘のない「本音」の交流。

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