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《四》イザナギ - 4.Izanagi -

社会を切り拓く父性

 イザナミの稲穂は米として食することで、体と内面を養うことを意味するが、イザナギにとっての稲穂とは、社会を切り開く手段を象徴している。この2枚のカードが一対となり、日本人としてのアイデンティティを象徴する母性と父性を表す。

 イザナミが本音の交流を求めるのに対して、イザナギは「建て前」によって交流する。建て前というのは、ネガティブな意味ばかりではなく、社会で生きるために必要な在り方でもあり、洗練されればリーダーシップの能力ともなる。本音に偏れば、ともすれば無秩序で無節操に陥りかねないものを、父性によって秩序を維持する。そこには厳しさがあるが、何かを社会的に表わすときには、彼の厳然とした力強さが真価を発揮する。イザナミの内的な深まりと、イザナギの外的な広がりで、物語は展開するのだ。

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